ひっそりと、さりげなく
ぐる娘のメンバーが増えた。
変態カメラマンが、2人も。
「まあ、なんて頼もしいの」と思ったのも束の間、
偉大なるシタココロザシによって結託した男たちの
奇妙奇天烈なエネルギーといったら
私の予想のはるか斜め下をいくものだった。
合体して強大な力をもったキングスライムがなかなか倒せないように、
燃料を得て加速し始めた男たちのロマンチックは止まらない。
誰か。止めて。どんな手を使ってもいいから。
早朝深夜問わず震え続けるiphone。ぐる娘のメンバーのLINEだ。
ほんの3分目を離しただけで、未読がたんまり50はついている。
恐る恐る踏み込むとそこには、うら若き男たちの全力の議論と
その5倍くらいの量の全力の妄想が繰り広げられていた。
内容はここには書かない。
彼らにもきっと社会的地位というものがある。
LINEの通知をオフにしながら私は思った。
「おまえら仕事しろ」と。
こんな可愛らしいサイトを支えるものが
男どものクレイジーなアンダーハートだという事実に
直面した私は世の全ての可愛らしいものに疑いを抱くように
なってしまったが、ぜひ読者のみなさんは純粋に「可愛い」成分のみ
受け取っていただきたい。
では、1周年を迎えたぐる娘を、今後もごひいきにお願いしやす。
(文:ちゃんりつ)